IT留学卒業生インタビュー「初心者未経験からIT企業へ」

卒業生インタビュー第一弾!フィリピンで5ヶ月のプログラミング留学の後、見事IT企業への転職を果たしたKさんに、実際のIT留学の様子を伺ってみました。貴重な体験談ですので、ぜひご覧ください!

this is me

まずはあなたについて教えてください

まずは自己紹介をお願いします

はい、私の名前はKです。 現在はシステム開発の会社で、スマホ向けアプリの開発に携わっています。

IT留学をしたのはいつ頃ですか?

コーディングブートキャンプに参加したのは、2019年の6月中旬から11月中旬です。 約5ヶ月ちょっとの期間をフィリピンで過ごしながら、プログラミングを学習しました。

IT留学前のレベルについて教えてください

コーディングブートキャンプに参加する前は、ほとんど何も知らなかったです。HTMLとCSSとか、プログラミング言語ってのが色々あるんだな〜っていう程度でした。未経験といって差し支えないと思います。

留学を決めてから、実際にフィリピンに渡航する前に「Progate」というプログラミング学習サイトで無料コースだけ少し受講しました。無料コースでできるコースはすごく限られているんですけど、やっておいて損はないと思います。

IT留学前の英語力について教えてください

英語力は、日常会話ができるくらいです。英語に関しては学生時代から勉強していたので、レベル低くはないと思います。TOEICスコアだと800くらいです。

コーディングブートキャンプについて

classroom

まずは率直にお聞きします。IT留学をしてみて良かったですか?

そうですね、良かったと思います。もともと転職を意識していたわけではなかったのですが、現在はIT系の会社にいます。

いまの働く環境はすごく自由度が高くて、出社時間も退社時間も決まってない、服装も自由でリモートワークしてる人もいます。 子育て中のひとにも優しい会社です。IT系は、働き方もどんどんアップデートしているところが増えてきているんだと思います。

こういう会社に転職できただけでも、IT留学できて良かったなと思います。

1番よかったポイントはどこですか?

うーん、基本からゆっくり、というか高い密度で教えてもらえるところですかね。 このブートキャンプは5ヶ月以上ありますから、基本からしっかり教える時間がある。

一方で、日本のプログラミング教室とか、フィリピンのほかのIT留学も調べてみたんですけど、結構留学期間が限られてるところが多いですね。1ヶ月〜3ヶ月とか。

学校によっては、日本人の学生チューターが生徒を見ているところもあるみたいです。そういう話をきくと、このブートキャンプは現役のプログラマーから教えてもらえるし良かったと思います。

IT留学がスタートした直後はどんな感じでしたか?

先ほどもお話ししたとおり、「基本から」スタートしました。ただし、授業のスピードは予想より早かったですね。HTMLとCSSの基礎からスタートしたんですけど、「Progate」の無料コースで学習した部分は最初の1時間くらいでサラッと終わり。(笑)

その日の夜に急いで有料コースに登録して、一気に終わらせました。

留学を終えたいまだから分かるんですけど、HTMLとCSSって厳密には「プログラミング言語」ではないものですし、そこまで時間かける部分ではないですね。

こういった「何が本当に重要で、なにが重要でないか」って独学ではわからないです。その判断を現役のプログラマーが教えてくれました。

HTMLとCSSは早々に終了して、JavaScript(プログラミング言語の一つ)の学習に移行しました。ここも基礎からスタートするんですけど、授業の進行は早かったです。

学校だけでなく、授業後も必死で勉強しました。最初はもちろん分からないことだらけなので、たくさん講師に質問しました。

あと、これは悪い部分なんですけど、フィリピン人の講師が遅刻してきたりとかありましたね。もちろん学校側に対応してもらって、いまはそういうことは無いようですが。

(※編集部追記:フィリピン人講師の勤怠管理については現在対応済み)

__

IT留学の中盤はどうでしたか?

pc display

一番楽しかったのがこの時期ですね。プログラミングについてだんだんわかってきて、簡易的なTwitterのようなアプリを作ったり、天気予報のアプリを作ったり。色々なものが作れるようになってきました。

これは、スクラッチ(コードがなにも無い状態のこと)から全部作りました。基本的な機能を丁寧に理解しながら作ることができて、勉強になったと思います。

これが短期のIT留学だと、たとえば「Ruby on Rails」でアプリ開発できます!みたいな話があったりするんですけど、Railsを使うとTwitterの雛形ってコマンド一発で自動生成できるんですね。それで細かいデザインだけ追加して、「僕でもTwitter作れました!」みたいに言うひともいる。でも、それだと学習した部分は少ないと思います。

5ヶ月って留学期間としては結構長めで、仕事してたりすると「そんなに時間とれないよ」って思う方もいらっしゃると思うんですけど、逆に1ヶ月でマスターできる内容では無いですね。

学習の終盤はどうでしたか?

基礎力がついてくると、ある程度の内容なら自分で調べて解決できるようになりますので、講師に質問することがかなり減ってきました。自分で調べて問題を解決する能力は非常に大切で、働き始めたあとで最も必要になる能力といってもいいと思います。

短期間で自走力がついたのは自分でも驚きでした。独学でもできないことは無いとおもんですが、本当に初心者からだと、どういうキーワードでプロが検索して調べるのかまでは分からないですから。

最近は無料の動画教材も色々ありますが、エラーにどう対処するかまで解説しているところは少ないかと思います。教材は動画時間の制限もありますし、正解ルート一直線で解説しますからね。

このブートキャンプでは、プロの講師がスクラッチからコードを書く場面を、ライブコーディングの形で何度も見ることができます。プロでももちろん100%完璧に動作するコードを最初からかけるわけではないですし、エラーに遭遇します。

それをどうやってデバッグして、バグについて調べて解決していくのか、そういった実務で遭遇する場面も見て学ぶことができました。

では、最後にいまIT留学を検討している方にメッセージをお願いします。

teacher

はい、転職を本気で考えているのなら、IT留学はオススメできます。 逆に、興味があるな〜くらいの感覚だったらまずは独学からスタートしてみるのがいいと思います。

転職希望で、独学するのは結構ハードル高いかと思います。 「教科書どおりに作ってるのにうまくいかないよ」とか「なんでこういうコードの書き方するんだろう」とか、実務でも日常茶飯事です。

そういう時に独学だと「あ、自分は向いてないんだな」とか「楽しくないな」って思ってプログラミングを諦めてしまうひとがたくさんいると思います。 でも学校なら質問できるし、そういうエラーと戦うことが一番大切なんだって実感できます。

それと、IT留学には色んな学校があるので色々話をきいてみるといいと思います。でも、たった1~2ヶ月のコースでマスターできるほどプログラミングは浅くないです。(笑)

ありがとうございました!

留学期間中もたくさん勉強されたKさんだからこそ言える、厳しいコメントもたくさんあったインタビューでした。 学校への不満やご意見もいただきましたが、こちらも随時改善しております。気になる内容がございましたら、「お問い合わせ」ページからお気軽にご質問くださいませ。